
Arab News
ロンドン: 月曜日に2つの国際人権団体は、6人の女性と1人の子供が犠牲となったイエメンの包囲された都市タイズの刑務所への攻撃を非難した。
国際的に認められた政府は、日曜日の攻撃を実行したとしてイランの支援を受けたフーシ派武装組織を非難した。
イエメン国営通信社サバァによると、フーシ派は迫撃砲を使い刑務所の女性エリアを標的とした。
「これは、長期に渡り民間人の集まりや住宅地を狙ってきた残忍な犯罪組織である。刑務所での虐殺に加えて、彼らは今日、タイズ東部で2人の子供に発砲し、1人が犠牲となり、もう1人も危機的な状態にいる。」イエメン軍のスポークスマンであるAbdul Basit Al-Baher氏はArab Newsに語った。そして、刑務所は、最寄りの戦場からほぼ12 kmのところに位置すると付け加えた。
「彼らは刑務所をカチューシャロケットで狙い、その後五発の迫撃砲が続いた。これは民間人を意図的に殺害しようとしたことを示す。」
国境なき医師団(MSF)は、タイズで支援している病院に犠牲者が運び込まれたことを明らかにした。
「MSFが支援するタイズ市のアルタウラ病院に、タイズ中央刑務所への攻撃で犠牲となった6人の女性と1人の子供の遺体が運び込まれた」とMSFはTwitterで述べた。
政府は、さらに28人の女性囚人が負傷したと発表した。
「タイズ市民は、イエメンで長引く紛争による継続する暴力に6年間苦しみ続けている」とMSFは語った。
「これらの民間人への攻撃は、無差別であれ標的としたものであれ、国際人道法の不当な侵害だ。」
赤十字国際委員会(ICRC)は、刑務所への攻撃は国際法により禁止されていると述べた。
ICRCはTwitterで、「ICRCは、女性と子供が犠牲となったタイズ中央刑務所への昨日の攻撃を遺憾に思う」と述べた。
さらに、「刑務所と受刑者は国際人道法の下で保護されており、標的にしてはならない」と述べた。
一方、国連のイエメン特使であるマーチン・グリフィスはTwitterでこの攻撃を非難し、次のように述べた。「複数の女性と子供が犠牲となり負傷したタイズの中央刑務所への凶悪な攻撃を非難する。刑務所を含む民間人と民間物は国際人道法により保護しなければならない。」
https://twitter.com/OSE_Yemen/status/1247179886344712192?s=20
この攻撃はイエメンの赤十字国際委員会によっても非難された。
https://twitter.com/ICRC_ye/status/1247107090801405952?s=20
イエメン南西部の60万人が住む都市であるタイズは、政府の管理下にあるが、6年に渡りフーシ派武装組織に包囲されている。
5年以上の戦闘で数万人のイエメン人が犠牲となった。
イエメンの医療システムではこれまでCOVID-19の症例は記録されていないが、援助グループは、コロナウイルスの感染が発生した場合、その影響は壊滅的なものになると警告している。この国はすでに国連が世界最悪の人道危機と呼ぶ危機に苦しんでいる。
(With AFP)