• ジュゼッペ・コンテは、8月4日の爆発事故後にレバノンを訪問する最新の外国高官となる。

ベイルート：イタリアの首相は火曜日、イタリアはレバノンの経済的および社会的成長を支援するとして、新政府が迅速に樹立され、先月のベイルートの爆発事故後の復興プロセスを開始し、是非とも必要とされる改革を実施することへの希望を表明した。

ジュゼッペ・コンテは、192人が死亡、6,000人以上が負傷し、推定数十億ドルに上るとされる広範な破壊と被害をもたらしたベイルート港での8月4日の爆破事故後にレバノンを訪問する最新の外国高官となる。

レバノンの最大の貿易相手国の1つであるイタリアは、爆発事故の直後に支援を送っている。ベイルートの港に6年間保管されていた3,000トン余りの硝酸アンモニウムが発火した原因は未だ不明である。イタリアはまた、コンテ氏が「最新の」と説明する野戦病院と、港で作業に当たる軍のエンジニアのチームを送っている。

コンテ氏は、レバノンのミシェル・アウン大統領と会談した後、コメントを出し、その後、レバノンの他の高官を訪問する予定である。「レバノンはイタリア、そして欧州連合および国際社会におけるイタリアの役割を頼りにすることができます」と彼は語った。

国際社会は、レバノンがこの小さな国を破産の瀬戸際に追いやった広範な腐敗や失政と戦うための改革を実施しない限り、財政支援を提供しないと警告している。レバノンはここ数十年で最悪の経済および金融危機を経験しており、それはコロナウイルスと港の爆発事故によってさらに悪化した。

8月下旬、レバノンとフランスの二重国籍でを持つムスタファ・アディブ駐ドイツ大使が、国会議員から多数の支持を得て新内閣を樹立した。爆発の6日後に当時の内閣は総辞職している。

アディブ氏は、新内閣樹立の準備を進める中、国際通貨基金との緊急支援合意の達成に努力すると述べ、任務を遂行すると約束した。レバノンは世界で最も負債比率の高い国の1つであり、それはGDPの170％に達しており、3月には初めて債務不履行を宣言している。

先週ベイルートを訪問した際、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、レバノンの政治家は、まず2週間以内に専門家からなる政府を樹立し、改革を迅速に実施するロードマップに取り組むことを約束したと語った。

多くのレバノン人は、ここ数十年にわたって国を運営してきた政治階級への信頼を失っており、汚職は近年これまでにないレベルに達していると非難している。

「前を向いて、市民と公的機関の間に信頼関係を築き、レバノンの歴史の新しい１ページを開く時が来ました」とコンテ氏は語った。

AP