
アラブニュース
ロンドン:米国政府は深く根をおろしたイラクとの強力なパートナーシップを誇りとしている、とアントニー・ブリンケン米国務長官は23日に語った。
ブリンケン国務長官は、イラク外相との共同記者会見で、米国とイラク両国とのパートナーシップは、ダーイシュへの対処という目的を超えたものであり、相互の尊重を根本としていると述べた。
イラクのフアード・フセイン外務大臣は他の同国高官たちと共に米国を訪問中である。ジョー・バイデン米大統領は7月26日にホワイトハウスにムスタファ・アル・カディミ首相を迎える予定だ。
アル・カディミ首相は、バイデン大統領との会談で外国軍の撤退の具体的なスケジュール設定を求めるものと見られている。
フセイン外務大臣は、イラク政府は経済および政治関連を含むすべての分野において、米国との関係を発展させ強化していくことに積極的だと述べた。
フセイン外相は、今回の訪問によるイラクとアメリカの協議の結果が、両国にとって有用なものとなることへの期待を表明した。
外相はまた、米国は「ダーイシュ打倒のためのグローバル連合(Global Coalition to Defeat Daesh)」の主要メンバーであり、イラク政府はテロ組織に立ち向かうため米政府と情報を交換していく必要があると付け加えた。
過激派組織ダーイシュはテロリストグループおよび軍事組織として依然存在しており、バグダッドのサドルシティでの最近の自爆テロは、ダーイシュの残党がまだ活動していることを証明している、とも外相は語っている。
フセイン外務大臣は、ダーイシュ打倒に向けてさらなる行動を取るよう国際社会に呼びかけた。
「ダーイシュ打倒のためのグローバル連合」は、中東地域におけるメンバー諸国とともに、2019年3月、ダーイシュによって支配されていたイラクとシリアのすべての領土を解放した。