エルドアン氏、エーゲ海領空侵犯問題でギリシャに警告

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エルドアン氏、エーゲ海領空侵犯問題でギリシャに警告

エルドアン氏、エーゲ海領空侵犯問題でギリシャに警告

エーゲ海のロードス島にあるファリラキ湾で水上スポーツを楽しむ観光客ら。（資料写真、AFP）

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04 Sep 2022 03:09:14 GMT9

トルコはここ数ヵ月、同国が挑発的と呼ぶギリシャの行為に不満を募らせており、そうした動きが和平努力の障害になると主張している
NATOに加盟する隣国同士でもあるこの2ヵ国は、長年にわたり海や空の境界をめぐって対立してきた。

イスタンブール：トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領は3日、ギリシャに対し、エーゲ海上空を飛行するトルコの飛行機をギリシャ側が「困らせ」続けるなら、「大きな代償」を払うことになると警告した。

「ギリシャよ、歴史を見なさい。これ以上進めば、ギリシャが大きな代償を払うことになる」。エルドアン氏は、黒海地域で開かれた集会でこのように述べた。

トルコはここ数ヵ月、同国が挑発的と呼ぶギリシャの行為に不満を募らせており、そうした動きが和平努力の障害になると主張している。

北大西洋条約機構（NATO）に加盟する隣国同士でもあるトルコとギリシャは、長年にわたり海や空の境界をめぐって対立しており、トルコの海岸線に近いギリシャの島々を中心に、ほぼ毎日、両空軍によるパトロールや迎撃ミッションが展開されている。

ギリシャ政府は、トルコ側がこうしたギリシャの島々の領空を侵犯していると非難している。

トルコ政府は、ギリシャ側が第一次・第二次世界大戦後に締結された平和条約に違反して、エーゲ海の島々に軍隊を駐留させていると主張している。

苛立ちを募らせたエルドアン氏は3日、ギリシャがそうした島々を「占領」していると非難した。

「我々はギリシャに一言だけ言う。イズミル（ギリシャ語でスミルナ）を忘れてはならない」。エルドアン氏はこう述べ、1922年にトルコ軍がエーゲ海沿岸の都市であるイズミルに進駐した後、ギリシャによるイズミル占領が終わったことに言及した。

エルドアン氏は、「貴国による島々の占領は、我々を拘束しない」と述べた。

さらに同氏は、「時が来れば、必要なことをする。我々が言うように、ある夜、突然向かうかもしれない」とし、同氏が隣国シリアへの軍事作戦開始について話す際によく繰り返す言葉を使用した。

トルコのメヴルート・カヴソーグル外相は6月、ギリシャがこの島々に軍隊を派遣し続けるなら、トルコは当該諸島に対するギリシャの主権に異議を申し立てるだろうと述べている。

AFP

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