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東京：ハッサン・アル・エマーディ駐日カタール大使が15日、カタールの建国記念日を祝うレセプションを東京で主催した。

アル・エマーディ氏は、今年の祝賀会が、現在カタールで開催されているサッカーのFIFAワールドカップの期間と重なったことに触れ、次のように述べた。

「カタール国は、全世界に感動を与え、カタールの人々の団結と文化に光を当てるという素晴らしい方法で、FIFAワールドカップ・カタール2022を開催することに成功した。私たちのすべての友人やパートナー、特にインフラプロジェクトに多大な貢献をし、大会の成功に大きな役割を果たした日本の友人たちからの支援と賞賛を誇りに思い、感謝している」

同氏は、「サムライブルー」の日本代表チームに言及し、「大会中の素晴らしいパフォーマンスと、整った規律の模範となった日本のファンの役割」を称えた。

アル・エマーディ氏は、カタールの建国記念日について、「カタール国の統治者であるシェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ・カタール首長（彼に神のご加護を）の賢明なリーダーシップの下、達成、発展、有望な未来への道を切り開こうとする、誇るべき日だ」と付言した。

さらに、アル・エマーディ氏は、「半世紀前に遡る日本との二国間関係は、協力、友好、共通の利益を象徴するモデルとなっている。両国は2022年3月に国交樹立50周年を迎え、その関係を包括的、戦略的パートナーシップに発展させた」と述べた。

一方、日本の武井俊輔外務副大臣は次にように述べ、二国間関係が強固であることを伝えた。 「政府を代表し、アル・エマーディ大使、カタールの皆さん、列席の皆さんに心からお祝いを申し上げたい。今年は日本とカタールの国交樹立50周年にあたる。両国はこの50年間、エネルギー分野をはじめとするさまざまな面で信頼できるパートナーであり続けてきた。カタールは、日本にとって最も信頼できるエネルギー供給国となっている」

自民党と連立政権を組む与党である公明党の山口那津男代表は、日本がドーハで行われた1993年のサッカー・ワールドカップ予選において、土壇場で失点し敗退した悲しい記憶に触れ、それを圧倒的なプラスの記憶に置き換えることができたと指摘した。「日本代表は、この大会で新たな歴史を刻むことができた。かつて “ドーハの悲劇”と言われた大会が、カタールの人々の支援によって”ドーハの歓喜”となった。カタールの皆さんに改めて心より感謝を申し上げたい」

自民党の木原稔衆議院議員も次のように祝辞を述べ、カタールの明るい未来に期待した。

「私の方からもお祝いを申し上げたい。今後も友好的な両国関係が続くものと固く信じている。私は、ワールドカップがカタールの人々にとって、地球市民として多様性を受け入れることを示す成功の機会であったと認識している。カタールが、新しい普遍的な価値を持つ世界を作る上で、中心的な存在になることを願っている」

レセプションの祝賀会では、アラビアの音楽と料理が提供され、本物のワールドカップのサッカーボールと模型のトロフィーが展示された。