
ジェッダ:国営サウジ通信によると、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は5日、サウジスポーツチームの投資・民営化プロジェクトを始動した。
「ビジョン2030」の一環として、ナショナルチームや地域のスポーツチーム、そして、あらゆるレベルの練習生を育成するために、スポーツ部門への民間投資促進を目的としている。
現段階は、クラブオーナーシップのスキームや譲渡、そして、一部のスポーツチーム民営化に対する承認手続き中である。
同プロジェクトは、スポーツ部門への投資の機会と適切な環境を創出し、スポーツチームのプロ意識、管理・財務ガバナンスのレベルを高めるとともに、ファンに最高のサービスを提供し、オーディエンスエクスペリエンスを向上させるインフラ整備を目的としている。
クラブの譲渡および民営化は、総じて2030年までにサウジアラビアのさまざまなスポーツにおける質的飛躍を実現し、ローカルおよびグローバルレベルで活躍するアスリートのエリート世代を育成することを目指す。
特にサッカーに注力し、サウジプロフェッショナルリーグを世界トップ10にする計画である。また、リーグ収益を年間4億5千万サウジアラビアリヤル(1億2千万ドル)から18億サウジアラビアリヤル以上に増やし、その市場価値を30億サウジアラビアリヤルから少なくとも80億サウジアラビアリヤルに引き上げることも目標としている。