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リヤドには考えるまでもないほど確かなビジネスケースがある

リヤドは人口で世界第40位、都市経済規模では第18位にランクされている。(Shutterstock)
リヤドは人口で世界第40位、都市経済規模では第18位にランクされている。(Shutterstock)
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20 Jan 2021 08:01:39 GMT9
フランク・ケーン
20 Jan 2021 08:01:39 GMT9

企業経営者がオフィスの立地を戦略的に決定する際に優先すべきなのはビジネスの可能性なのか。それともライフスタイルの質なのか。

これは難しい問題だ。なぜなら、誰もが知っているように、成功者の地位に見合ったライフスタイルを持ち、幸せで満足している経営者は、本業であるビジネスにモチベーションを持ち、専念しているからだ。

しかし、あらゆる場所でライフスタイルが根本的に変化し、ライフスタイルよりも生計が優先されるようになったコロナウイルス感染症の時代には特に、企業経営者にとってオフィスの立地をビジネス上の重要な命題とすることが、これまで以上に重要になってきている。

サウジアラビアはこのことをよく理解しているため、「ライフスタイルのゴール」というイメージを与える湾岸諸国の他の拠点ではなく、リヤドに地域本社を設置するよう、一流多国籍企業に対する誘致活動を開始している。

パンデミックの影響の1つは、ビジネスの供給ラインやバリューチェーンを短縮したことにより、エンドユーザーが直接の消費者か製造工程での付加価値を与える者かにかかわらず、企業がエンドユーザーのいる場所に近づけるようになったことだ。

湾岸地域では、企業はこのためにサウジアラビアと接近する必要がある。経済と人口統計学的なデータを見れば、それは考える必要もないことだ。サウジアラビアの経済規模は他のGCC諸国を合わせたものと同程度であり、人口は他の湾岸諸国の合計を50%上回っている。

金融の世界では、この論拠にはまさに同様の説得力がある。タダウルは、湾岸地域の株式市場の中では群を抜いて最大かつ最も流動性の高い市場であり、中東で最も先進的な商品と規制体制があり、史上最大のIPOを実施した実績がある。

近隣諸国と比較した場合のサウジアラビアの単純な規模の大きさは、それ自身がサウジアラビアとの距離を縮めるための説得力のある論拠となっている。

石油への依存度を減らすビジョン2030戦略による変革が進行中であることは、この論拠を十分に補強している。サウジアラビアの消費者は、累積需要の波が解き放たれる中、これまでのどの時代よりも様々な商品やサービスに多くの支出をしている。

 リヤドには世界的な大企業を誘致するための確かなビジネスケースがある。リヤドは人口で世界第40位、都市経済規模では第18位にランクされている。

フランク・ケイン

これは、最近リヤド、ジッダ、アル・コバールに行ったことがある人なら誰にとっても新しい情報ではないだろう。小売店、ホテル、レストランの施設は、消費者と消費額の増加から明らかなように、少なくとも湾岸地域の他のどこにも引けを取らないほど優れている。

特にリヤドには、世界的な大企業を誘致するための確かなビジネスケースがある。リヤドは人口で世界第40位、都市経済規模では第18位にランクされている。サウジアラビアの首都であるリヤドは、サウジアラビアの非石油経済活動のほぼ半分を占めている。

リヤドにはまた、新たに計画された様々な施設があり、もっぱらビジネスの効率化の実情を改善することになる。市全体の地下鉄システムが正式な開通間際で、アブドラ国王金融地区は、湾岸地域のどの金融センターにも匹敵する金融ハブとしてオープンしており、テナントの加入率も上昇している。

サウジアラビアの首都であるリヤドは、デジタル技術の利用しやすさで世界的な調査ですでに上位にランクされている。そして、パンデミックによるロックダウンの際のビジネス需要がこの部門のカンフル剤となり、政府や民間企業の様々な活動におけるオンライン変革を加速させている。

一方、ライフスタイルを重視する人々にとって、サウジアラビアの首都は、10年後までに人口を倍増させるという壮大なプロジェクトの一環として、ルネッサンスのさなかにある。街の居住性を高める都市緑化計画や、労働していない時間を満たす音楽、エンターテイメント、スポーツ活動、フェスティバルなどが行われている。

サウジアラビアの魅力、特に首都リヤドの魅力は、来週開催される未来投資イニシアチブの会合で紹介され、この会合では魅力をさらに高めるためのいくつかの新しい取り組みが発表されると見られている。

リヤドのビジネスケースはすでに説得力がある。ライフスタイルの論拠は、急速に追いついてきている。

フランク・ケイン氏はドバイを拠点に活動する受賞歴のあるビジネス・ジャーナリスト。
Twitter
:@frankkanedubai 

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