• ファイサル王子は、アラブ地域における合成麻薬生産の急増と社会への悪影響を強調した

アラブニュース

リヤド：サウジアラビアの外務大臣であるファイサル・ビン・ファルハーン王子は18日、この問題と闘うための世界的な協力の強化に対するサウジアラビアのコミットメントを表明した。

ファイサル・ビン・ファルハーン王子は、ニューヨークで開催されている第78回国連総会に合わせて開催されたイベントで演説し、アラブ地域における合成麻薬生産の急増と社会への悪影響を強調した。ファイサル王子は、この傾向がサウジアラビアを行動に駆り立て、この問題への関与を促したと述べた。

最近のメタンフェタミン生産の急増は、主に治安が悪く情勢が不安定な国々で発生しているという。

ファイサル王子は、この問題に対する認識を高めることに加えて、合成麻薬がもたらす公衆衛生と安全保障への二重の脅威に対抗することを目的とした国際的連携を主導するアントニー・ブリンケン米国務長官に感謝の意を表した。この世界的なイニシアチブは、合成麻薬の蔓延と違法取引に対抗するための協力的な取り組みの重要性を強調するものだ。

サウジアラビアは、多くの場合シリアで製造されているアンフェタミン系覚醒剤「カプタゴン」の蔓延および違法輸入と積極的に闘ってきた。その努力の結果、サウジアラビア向けに密輸されていた数百万錠のカプタゴンが発見され、廃棄された。

ファイサル王子は、各国政府と国際的な利害関係者が世界的な麻薬の蔓延と闘うために力を合わせる必要性を繰り返し強調した。また、この事態の緊急性を強調し、合成麻薬の非医療的使用に起因する公衆衛生や社会への悪影響、ならびにその違法な生産、横流し、密売、関連する犯罪行為に関わる課題について深刻な懸念を表明した。