
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下は8日、イマーム・ファイサル・ビン・トゥルキ王立保護区は、王国が地球環境問題の解決策を提供するために開発した数多くの王立保護区の一つであると述べた。
ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、アシール、メッカ・アル・ムカラマ、ジーザーンを含むサウジアラビアの3つの主要な行政区域にまたがるイマーム・ファイサル・ビン・トゥルキ王立保護区を設立する勅令を出した。この保護区は紅海のサウジアラビア領海にも広がっており、サウジアラビアで8番目の王立保護区となった。
この保護区の主な目的は、環境と生物多様性の保全だ。持続可能な生態系を支援し、植物の生産性を高め、絶滅危惧種を保護することを目的としている。3万152.7平方キロメートルという広大な面積を有するこの保護区には、海や海岸から山頂、平野、砂漠、谷まで、多様な地形が含まれている。また、豊富な種の動物、魚、植物が生息し、その環境上の重要性に貢献している。
サルマン皇太子は、保護区の生物学的多様性は、保護区内のあらゆる形態の生命の維持に貢献すると述べた。
「我々は、天然資源を開発し、サウジアラビア領土内の生活の質を向上させ、インフラを整備し、非石油経済資源の持続可能性を高め、王国でより多くの雇用と投資の機会を提供することを決意している」とサルマン皇太子は述べた。
その環境的価値に加えて、保護区は文化的にも重要であり、芸術、建築、民話のユニークな融合は、保護区内の地域の明確なアイデンティティを反映している。イマーム・ファイサル・ビン・トゥルキ王立保護区は現在、サウジアラビアで3番目に大きい保護区で、その地形的・地理的多様性で際立っており、類まれな自然資産となっている。