
カブール:サウジアラビアの支援物資第1弾が9日にアフガニスタンに到着し、今後ヘラートの人々に配布される。アフガニスタン赤新月社が発表した。週末にかけて同州を襲った大地震を受けて国際的な救援活動が続いている。
7日にアフガニスタン西部を襲った強い地震で、2,000人以上が死亡した恐れがある。他にも、約1,200人が負傷し、少なくとも1,300軒の家屋が倒壊した。
サウジアラビアの救援機関KSreliefは、総額200万ドル相当、15,000点以上の食料品パッケージを寄付している。現地のパートナーであるアフガニスタン赤新月社が配布を行う。
赤新月社の広報担当者のイルファヌラ・シャルフゾイ氏は、「KSreliefから、ヘラート州西部のジンダ・ジャン郡で地震の被害を受けた人々への支援として食料品の提供を受けました」と語った。
「KSreliefは9日、200万ドル相当に及ぶ物資、さまざまな食品が入った15,750点の食品パッケージのうち2,250点をアフガニスタン赤新月社に引き渡しました」
各パッケージには62キログラム分のさまざまな食品が入っていたとシャルフゾイ氏は説明した。
赤新月社副事務局長のマウルヴィ・アブドゥルティフ・サビット氏は、「厳しい状況に苦しむ市民に手を差し伸べ続けるKSreliefに感謝しています」と語った。
KSreliefのほかにも複数の国際救援団体が、わずか1年のうちにアフガニスタンを再び襲った大地震の被災者に救援物資を送っている。
アフガニスタンのワールド・ビジョンの国内ディレクター、タミンドリ・デ・シルヴァ氏は、「状況は想像以上に悪いです。崩壊した地域の人々は、がれきの下の生存者の救出作業を素手で必死に続けています」と説明した。
「医療、水、食料、避難所、安全確保のための緊急支援が必要です」