ニューヨーク:ニューヨークの自由の女神像の前で6日、ガザ地区におけるイスラエルとハマスの戦争の停戦を求めて数百人の抗議者が座り込みを行った。「平和のためのユダヤ人の声(Jewish Voice for Peace)」団体から多数が参加した。
団体自らが投稿した映像を含め、ソーシャルメディア上の動画には、大勢の活動家が女神像の足元に座って呼びかけを行う様子が映されていた。大虐殺を受けて、「二度と誰にも起こってはならない、今こそ二度と」というユダヤの掛け声が繰り返された。
「今すぐ停戦せよ!」や「全世界がみている!」と書かれた大きなバナーを掲げ、像の台座の上に立つ人々もいた。
同団体は、マンハッタンのグランド・セントラル駅とワシントンD.C.のキャピトル・ヒルにあるキャノンハウスオフィスビルでこの数週間、同様のデモを行っており、500人がそれらに参加したと述べた。
このユダヤ人主導団体は、パレスチナ人に対するイスラエル政府の政策がアパルトヘイトの一形態であるとして抗議している。
「パレスチナ人と同じように、私たちの祖先の多くも自由に呼吸することを切望していました」と、同団体はX(旧ツイッター)へ投稿した。この一節は19世紀のユダヤ人活動家であり詩人だったエマ・ラザルス作曲のソネットから引用されたもので、女神像の台座にブロンズで刻まれている。
デモから生じた逮捕があったのかについて、主催者や島を巡回する米国公園警察からの発表はなかった。
この抗議運動の間にも、ハマスが支配するガザ保健当局は、イスラエルからのパレスチナ人居住区への攻撃による死者数は4,000人以上の子どもを含む1万人を超えたと発表していた。
アントニオ・グテーレス国連事務総長は封鎖地域が「子どもたちの墓場」になっていると述べ、この紛争において両陣営の戦争行為中断を求める国際的な圧力を増幅させた。
アラブとイスラエル間の惨事の新たな波は、イランが支援するハマス戦闘員がガザからイスラエル南部へと国境を超え、奇襲を仕掛けたことで10月7日に始まった。その凶行で殺害された約1,400人のうち、大多数は民間人である。また、240人以上の人質が拉致された。
報復としてハマスの鎮圧を誓ったイスラエル軍は、ガザに対して前例のない爆撃を開始した。人口が密集する沿岸の飛び地への地上攻撃がそれに続いた。イスラエルも、ガザを支配するハマスの武装勢力も、停戦の呼びかけを拒絶している。
ロイター