
リヤド:主にガザの状況について話し合うアラブ・イスラムサミットを11日にサウジアラビアで開催すると、同外務省が10日遅くに発表した。
この会合は、サウジアラビア、アラブ連盟、およびイスラム協力機構の協議の結果決まったもので、サウジアラビアの首都で開催される。
サウジアラビアは占領地域での殺りく行為を止めるよう一貫して訴えてきた。
10日に開かれたサウジ・アフリカサミットの開会の辞で、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下は、「イスラエルの占領軍によるガザでの国際人道法違反について非難する」という同国の立場を繰り返し述べた。
今週、イスラエル陸軍は飛び地であるガザ地区の北部に位置するガザ市に進攻し、イスラエルがより安全だと約束した同地区の南部に市民が大勢押し寄せた。
ガザの保健省によると、この戦争が始まってから11,000人が殺害され、27,000人が負傷したという。2023年10月7日にハマスの武装勢力がガザ近郊に住む1,200人のイスラエル人を殺害したのち、イスラエルは大規模な軍事作戦を展開し、この地域を占領した。
世界保健機関は10日、ガザの医療サービスは限界に達していると述べた。病院では必要不可欠な医療用品が底をつきかけている状態で、水と電力の不足によって業務に支障が出ている。医師たちは麻酔なしで患者を治療している。
イスラエルは、ガザへ輸送される人道支援物資の数を制限する作戦の一環として、封鎖を行っている。