ジェッダ:宇宙飛行士たちは、キング・アブドルアジーズ大学(KAU)の学生を前に、最近の国際宇宙ステーション(ISS)への旅で得た経験や見識を共有した。
5月にISSを訪れたサウジアラビアのアリ・アルカルニ氏とラヤナ・バルナウィ氏は、マリアム・ファルダス氏とアリ・アルガムディ氏とともに、先月29日にキング・ファイサル・センターで大学関係者や学生と会った。
学生への挨拶に先立ち、 KAUの学長代理を務めるハナ・ビント・アブドゥラー・アル・ヌアイム博士をはじめとする関係者に迎えられた。
一行は、同時に開催された展示会を見学し、宇宙工学や科学プロジェクト、研究に関連する大学の研究室を訪問した。
宇宙飛行士たちは、ISS滞在の体験談だけでなく、宇宙科学におけるサウジアラビアの将来の目標や、どのように宇宙科学に関わることができるかについても学生たちに語った。
また、研究開発を成功させるためにはチームワークが重要であることを強調し、ISSで実施された14の科学実験について振り返った。その中には、人間医学に関する実験が6件、生物医学に関する実験が4件、生中継で学生と一緒に行った科学啓蒙に関する実験が3件、人工雨のプロセスに関する物理実験1件が含まれていた。