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サウジアラビア、UNRWAへの資金拠出国に人道支援継続を要請

2024年1月29日、占領下のヨルダン川西岸地区のラマッラー市でUNRWAが運営する教育科学大学の入り口に立つパレスチナ人。(AFP)
2024年1月29日、占領下のヨルダン川西岸地区のラマッラー市でUNRWAが運営する教育科学大学の入り口に立つパレスチナ人。(AFP)
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30 Jan 2024 12:01:12 GMT9
30 Jan 2024 12:01:12 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアは29日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金援助を停止すると数カ国が発表したことを受け、UNRWAへの主要拠出国に対し、ガザ地区で活動する「人道的ミッションへの支援」を継続するよう要請した。

イスラエルは、UNRWAのスタッフ5人が10月7日のハマスの「アル・アクサの洪水」作戦に参加したと主張し、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、フランス、イタリア、ドイツなどの国々がUNRWAへの資金援助を停止した。

サウジアラビア外務省は声明で、「これらの疑惑に関する独立した調査を行い、証拠とともに事実を明らかにするべきである。特に、ガザ地区とその周辺の救援施設に対するイスラエルの無差別爆撃により、(その多くが)殺害され負傷したUNRWA職員による犠牲であるという観点を踏まえて」と述べた。

「サウジアラビア王国は、UNRWAを支援するすべての人々に対し、包囲されたガザ地区内のパレスチナ難民に対する人道的使命を支援する役割を遂行するよう求める」と声明は付け加え、UNRWAが「パレスチナ人に基本的な必要条件を提供し、彼らに影響を及ぼしている人道危機の影響を緩和する」ための活動を継続できるようにすることの重要性を強調した。

26日、UNRWAは数人を解雇したと発表し、イスラエルの主張について徹底的な調査を約束した。一方、イスラエルはガザでのUNRWAの活動を停止すると宣言した。

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