リヤド:サウジアラビアは、国連砂漠化防止条約(Convention to Combat Desertification)に署名した197カ国の協力を強化し、干ばつ軽減のために荒廃した土地を修復する際の実践的な解決策を模索する第16回締約国会議(COP16)をリヤドで開催することを含む、野心的な目標を掲げている。
環境水資源農業省は、COP16の重要性を強調した。
同省によると、森林や牧草地を覆う植物は、全世界の淡水からの収入の約75%に寄与しており、一方、全世界の食料生産による収入の99%は土地から得られている。国際的な報告書や調査によると、世界で30億人が土地の劣化の影響を受けており、その損失は6兆ドルに上ると推定されている。
同省の取り組みにより、多くの啓発活動やプログラムが開始されたことに加え、2023年には、全国の地域で植生を発展させるために5,000万本以上の植樹が行われ、9万ヘクタール以上の土地の保全が実現した。
サウジアラビアがCOP16を主催することが重要なのは、500億本の植林を目指す「サウジ・グリーン・イニシアティブ」や「中東グリーン・イニシアティブ」のような野心的な構想を立ち上げることで、あらゆる種類の土地を保全し、その劣化を抑え、砂漠化と干ばつの影響と闘うために世界各国を動員することに寄せる同国の関心のためである。
国営サウジ通信