リヤド:UNRWAのフィリップ・ラザリーニ事務局長は、同機構とサウジアラビアの支援機関KSreliefの間の戦略的協力を称賛した。
KSreliefの総監督を務めるアブドゥラー・アル・ラビーア博士とリヤドのKSrelief本部で会合を終えたラザリーニ氏は、「センター(KSrelief)との共同支援の第1段階、1500万ドル相当を実施しました。われわれはまた、もっとも脆弱な立場にある人々の基本的ニーズ、例えば防寒着や緊急に必要な医薬品などについて、センターに継続的支援を要請しました」と述べた。
ラザリーニ氏は、UNRWAとKSreliefのパートナーシップは「長期的」なものであり、「信頼、予測可能性、共通の将来目標とビジョン」に基づくと説明した。こうしたフレームワークに則り、両機関はガザ地区とヨルダン川西岸地区で人道支援をおこなっている。
一方、KSreliefによるガザ地区でのパレスチナ人への支援物資配布も続いている。
直近では、400個の食料パッケージと250個の個人用衛生用品バッグがラファ西部のテル・アル・スルタン地区にある避難所に届けられた。支援物資は、この地区に避難する約4000人のパレスチナ人のために役立てられる。
ガザ住民への支援のため、サウジアラビア国内で実施されている資金調達キャンペーンでは、これまでに6億2600万サウジアラビア・ リヤル(1億6700万米ドル)が集まった。
この取り組みは昨年11月2日、KSreliefが慈善事業寄付プラットフォームであるSahemを利用して立ち上げたもので、サルマン国王およびムハンマド・ビン・サルマン皇太子の呼びかけとも連携している。
これまでに172万人以上の人々がプラットフォームにアクセスし、寄付をおこなった。
寄付はSahemのウェブサイト(sahem.ksrelief.org)で受付中。また、キャンペーンが開設したアル・ラジ銀行の口座に直接送金するか、App StoreまたはGoogle PlayでダウンロードできるSahemのアプリを利用する方法もある。