

Noor Nugali & Fahad Zahrani
リヤド:サウジアラビアの大臣、政府関係者、世界各国の大使館は共同キャンペーンを開始した。COVID-19の感染拡大を防ぐため、国民と居住者に家にとどまるよう勧告する夜間外出禁止令が正式に発表される前日のことだった。
サウジアラビア政府が23日の朝、午前2時に発表した夜間外出禁止令に驚いた人はほとんどいなかった。新型コロナウイルスの世界的流行にもかかわらず、サウジアラビア文化に深く根差しているため続いている習慣、家族の集まりに参加しなければならないという社会的圧力を緩和するとして、このニュースを歓迎する人もいた。
多くの人々は、社会的距離戦略の重要性と脆弱な人々を保護する必要性を国民にも居住者にも一様に周知させようとする政府のキャンペーンに既に従っている。
Sarah Al-Sibaiさんは、夜間外出禁止令が出されても、個人的には何も変わっていないとアラブニュースに語った。
「私は家にいて、食料品を買いに行くだけでしたが、これで他の人たちが外出を思いとどまればいいと思っています」とAl-Sibaiさんは述べた。「外で現実にパンデミックが起こっているのに、いまだにパーティーや集会を開いている人がいることが信じられません。これで人々がこの問題をもっと真剣に受け止めることになればいいのですが」
「私はこの発表を予想していましたし、ここで感染が始まってから、外出禁止令に備えていました」とリヤド在住のMishary Al-Resheedさん(29)は話した。「私はレストランやスーパーマーケットに行く以外、ほとんど家を出ません。スポーツ用品をいくつか買って、アパートに小さなジムを作りました。一日に最低2時間は運動するつもりです」
「外出禁止令が出されると予想していました。近隣諸国が出しているのを見たので。ずっと読むつもりでいた本をついに読もうと思っています。勉強もして資格を取る計画を立てています。卓球用品を買ったばかりですが、上達したいと思っています」と同じくリヤドのSultan Al Qahtaniさん(27)は語った。
夜間外出禁止令が発令される1週間前、サウジアラビア人はアラビア語で流行のハッシュタグを使い、この決定を歓迎した。
「国がもっと早く外出禁止令を出していればよかったのに。家から出て、気に掛けない人が多くて怖い。政府はイスラム教の聖地の1つを閉鎖したのに、あなたは友達の家に行きたいと思っている!」とTwitterユーザーの@cardlonasさんは述べている。
Abdurahman bin Musaad王子は、「この決定は、人々が残りの13時間、自由に歩き回れるということではありません。ウイルスは禁止の時間を区別せず、感染拡大するための許可を必要としません」とツイートした。
内務省は今日、声明を出し、初めて違反した者には1万リヤル(2666ドル)の罰金を科すと発表した。外出禁止令に二度違反した者には2万リアルの罰金が科せられ、三度違反した場合は最高20日間の懲役が科せられる。