アラブニュース

リヤド：サウジアラビア宇宙庁と世界経済フォーラムとの合意により、今秋「宇宙未来センター」が開設される予定であると、サウジ通信が報じた。

同センターは、宇宙協力に関する議論を促進し、フォーラムとそのコミュニティからのベストプラクティスを世界の宇宙分野に取り入れ、宇宙技術を加速させるための前向きな貢献を生み出すことを目的としている。

「同センターは、活気に満ち繁栄する、持続可能な宇宙経済をグローバルに育成することにコミットします。原則を開発し、知識を拡大し、モデルを洗練させ、パートナーシップを育成することによって、宇宙の広大な機会を責任を持って活用することを目指します」　と、サウジ宇宙庁のムハンマド・アル・タミミ最高経営責任者（CEO）は述べた。

また、「気候変動の影響を監視することから、人工衛星を介した人間同士のつながりを増やすことまで、世界の宇宙セクターが地球に与える影響は誇張しすぎることはありません」と、WEFの専務理事であるジェレミー・ユルゲンス氏は語った。

宇宙技術革新、政策・規制、持続可能性といったトピックの重要性から、同センターは第4次産業革命センターのネットワークに統合されることになると同氏は付け加えた。

宇宙未来センターは、C4IR（Centre for the Fourth Industrial Revolution）の中で初めて宇宙に特化したセンターとなる。

同センターは、サウジアラビアの既存のセンターであるC4IRサウジアラビアとともに、経済の多様化、国際的な関与、生活の質の向上を目指す同国のロードマップであるサウジ・ビジョン2030を推進するために活動する。