
リヤド: サウジ通信・宇宙・技術委員会はボーイング社と共同で、航空宇宙工学の学生を対象とした研修プログラムを開始した。
サウジ国営通信が報じたところによると、1ヶ月に及ぶこのプログラムは、参加者に宇宙技術に関する貴重な実地体験を提供し、航空宇宙工学と科学のスキルを向上させる機会を与えることを目的としている。
業界大手のボーイング社は、地元の才能を育成し、学生や卒業生にこれらの重要な分野における実践的な知識と経験を身につけさせるために、このプログラムに参加していると述べた。
また、宇宙委員会は、このイニシアチブは学生の専門的な成長を促進し、宇宙技術のスキルを向上させ、就職市場により良い準備をさせることを目的としていると付け加えた。
プログラムは2段階に分けて行われる。第1段階は、テキサス州にあるボーイングの施設での理論的な段階であり、学生たちはNASAから提供される洞察に基づき、月や火星のミッションに関連するものを含む、高度な建築設計の研究を探求する。
2つ目の実践段階では、参加者はアラバマ州にあるボーイングの施設で、月や火星の環境で使用する二酸化炭素除去システムの開発など、実際のプロジェクトに取り組む。
このイニシアチブは、国内外のパートナーと協力し、多様な専門知識を活用して宇宙分野における王国の能力を強化する一方、次世代の専門家の教育・訓練に投資し、国家の発展と有望な若い才能の育成を後押しする、宇宙委員会による広範な取り組みの一環である。