リヤド:サウジアラビアは、ガザとエジプトの国境に関するイスラエルの声明を非難し、王国はこの問題に関してカイロと共にいると述べた。
サウジアラビア外務省が火曜日遅くに発表した声明は、エジプトと国境を接するガザ南部のフィラデルフィア回廊におけるイスラエルの野心と、「国際法と規範に対するイスラエルの継続的な違反を正当化しようとする不条理な試み 」を非難した。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、当面の間、この回廊に軍隊を駐留させたいと述べている。
「フィラデルフィア回廊、より正確に言えば、(ガザの)南側の閉鎖地点は、われわれの手にあるべきだ。閉鎖しなければならない。他のいかなる取り決めも、われわれが求める非武装化を保証するものではない」
エジプトは、回廊沿いにイスラエルが存在することは認めないと述べた。
この地帯の管理は、現在11ヶ月目に突入している戦争の停戦と人質取引の交渉における主要な対立点となっている。
「王国は、このような挑発的な発言と、調停努力を台無しにするその結果について警告する」と声明は述べている。
ネタニヤフ首相が回廊に軍隊を駐留させることに固執することは、この問題を紛争解決を妨げる理由にしてはならないと考える一部の同盟国を苛立たせている。
記者団から、イスラエルの首相は人質取引を確保するために十分なことをしているかと問われ、ジョー・バイデン米大統領は「NO」と答えた。
ネタニヤフ首相の戦時内閣を6月に辞めるまで務めた元陸軍大将のベニー・ガンツ氏は、フィラデルフィアに関する首相の姿勢を批判し、人質解放の合意を迫った。
「フィラデルフィアではなく、真に戦略的な決断の欠如が問題なのだ」と彼は発言した。