アラブニュース

リヤド： COVID-19の拡大を阻止する戦いが続く中、サウジアラビア全土での外出禁止令を「以後の通知があるまで」延長することをサルマン国王が命じたと、サウジの公式報道機関が日曜日の早い時間に報じた。

SPAは、内務省の公式情報源を引きつつ報じたところによると、国王が命令を出したのは、3月23日に開始された21日間の外出禁止令が、土曜日の午前零時に期限切れとなる直前のことだった。

発表によれば、今回の外出禁止令の延長のねらいは、コロナウイルスの拡大を完全に制御下におけるようにすることにある。

サウジアラビアの保健省は木曜日、王国におけるCOVID-19 の感染例が3,651名に達したと述べた。そのうち2,919名が発症中で、57名が集中治療を受けているという。

これまで685 人の患者が処置を受け、47 人が死亡したと保健省は述べた。

王国全体を対象とした外出禁止令は当初、夕方の7 時から朝の6 時までとなっていた。その後、午後3時から午前6時までに変更された。

そして先週、王国の主要都市のほとんどに対して24時間の外出禁止令が発令された。社会的に距離を置くことを求める規則をむやみに無視する人々がみられたからだ。

警察は土曜日、外出禁止令に違反する者が逮捕された事例を公表しはじめた。

もっとも最近では、SNS上で拡散された動画上において、COVID-19の感染者が発生したと知られる地域から、まだパンデミックの影響を受けていない別の地域に移動するという脅迫めいた予告を行った40代の男性が逮捕された。SPAが日曜日の早い時間に報じた。

ヘイル地域の警察の広報担当者であるSami bin Fahid Al-Shammari少佐は、容疑者に対して法的措置が下されたと述べた。

また、リヤドに住むインド人のグループは、封鎖措置に違反しただけでなく、国営電力会社であるサウジ電力会社から電気機器や銅製のブレーカーを盗んだことが発覚し、逮捕された。

さらに、警備員になりすまし、金品や車両を奪う目的で通行人を呼び止めるために外出禁止令に違反したとして、2人が逮捕された。

東部州でも、実際は掃除中にすぎない空っぽの店舗の棚の動画を公開し、全国の店舗で商品が不足しているという噂を広めた男が、誤報を広めた罪で逮捕された。