リヤド:サウジアラビアの支援団体KSreliefは、紛争で荒廃したイエメンとシリアの緊急のニーズに対応するため、両国の市民社会組織と協力協定を締結した。
イエメンにおける150万ドルの協定は、読み書きのできない生徒や障害者の教育を目的としたプロジェクトの第2段階を実施するものであると、サウジ国営通信が伝えた。
障害者の保護、ケア、リハビリテーションの分野で活動するセンターや公立学校の組織能力の構築に重点的に取り組む。
このプロジェクトはアデン、ラヒジュ、アル・ダール、シャブワ、ハドラマウト、アル・マハラの各州で実施され、合計8,975人が恩恵を受ける。
シリアでは、KSreliefは市民社会組織と共同執行プログラムに署名し、アレッポのジャンデリスの地域にある複数のキャンプで、2023年の地震の被災者300人に仮設住宅を提供することとなった。この取り組みにより、1,330人から成る300世帯が恩恵を受けることになる。
合意内容によると、対象となるキャンプに設置されている既存の布製テントは、2部屋、キッチン付きホール、バスルームからなる30平方メートルの面積を持つ300棟の仮設住宅に置き換えられる。
さらに、300基のソーラーエネルギーシステムと500リットルの容量を持つ300基の貯水タンクも設置される。
KSreliefの副総裁であるオマール・アル・バイス工学博士が署名したこの合意は、紛争地域の人々の基本的なニーズを確保するためのサウジアラビアの継続的な取り組みの一環である。