リヤド: サウジ・データAI庁(SDAIA)は水曜日、ニューヨークで開催された第79回国連総会でAI能力に関する対話セッションに参加したと、サウジ国営通信が伝えた。
同庁の戦略的パートナーシップ担当ゼネラルマネージャーであるレバ・アルアルファージ氏は、データとAIにおける王国の取り組みについて、国内の人材能力の構築と世界への貢献に焦点を当てて強調した。
アルアルファージ氏は、同局の取り組みは国連の持続可能な開発目標、特に質の高い教育に関する第4の目標と一致していると述べた。
その一環として、サウジアラビアは26万人以上の中学・高校生が参加するプログラミングとAIの全国オリンピック、および25カ国が参加する初の国際AIオリンピックを開催したと付け加えた。
また、AIに関するトレーニングを世界中で2万5000人以上の女性に提供した「Elevate」プログラムを例に挙げ、ジェンダー平等に関する国連の持続可能な開発目標(SDGs)第5項との整合性を強調した。
アルアラファージ氏は、AIに関する政策立案者や専門家の意識を高めるためのトレーニングを通じて能力を構築することの重要性を強調し、サウジアラビアが受け入れている倫理的なAIの実践を強調した。
同氏は、サウジアラビア王国のデータおよびAIイニシアティブ、例えばナショナル・データ・バンクやAIによる意思決定プラットフォームであるEstishrafなどが、2024 WSIS賞を受賞するなど国際的な評価を得ていると述べた。
アルアラファージ氏は、リヤドに拠点を置く国際人工知能研究倫理センターが、地域および世界的なAIイニシアティブを主導し、研究を支援し、AI倫理を推進し、政策策定を調整し、能力構築の取り組みを強化していると述べた。