リヤド:両国の文化および政治的な結びつきが強まる中、サウジアラビアの読者から中国文学への需要が高まっていることを出版社は実感している。
木曜日に開幕したリヤド国際ブックフェアは、サウジアラビアと世界を結ぶ重要なプラットフォームとなっている。
このイベントでは、特に中国との文化交流を促進するために、国際的な作品をアラビア語に翻訳することの重要性を強調している。
ブックフェアの主要出展者は、中国文学の翻訳を専門とする組織、ベイト・エルヘクマである。同組織はすでに『孫子』や『三国志』などの古典を翻訳している。
ベイト・エルヘクマの編集マネージャー、アムル・モギース氏は、「サウジアラビアでは中国語を学ぼうという需要がある。年々、中国語の書籍に対する需要が高まっている」と述べた。
さらに、「知恵の館文化グループが設立されたのは、中国文化とアラブ文化の架け橋を築くことを目的としていたからです」とのべた。
「これは徐々に達成されてきました。当初は、5000年以上の歴史を持つ中国文化には人々の関心は集まっていたものの、中国文学に対する需要はそれほど高くはなかった」
モギース氏は、中国とアラブの文化には大きな違いがあるものの、最近の翻訳は双方向で、関心の高まりにつながっていると述べた。
「特に、シルクロード以来、長きにわたって関係を築いてきた中国とアラブの文化が融合したことで、需要は高まっています」と、古代の交易路に言及しながら説明した。
同氏は、サウジアラビアの学校では現在、中国語が教えられていると述べた。「これは、多くのサウジアラビア人が中国文化について学ぶのに役立つ重要な一歩です」
中国は、単なる製造国や貿易国ではなく、深い歴史的ルーツを持つ文明国であることを伝えたいと考えている。
特に、古い関係を踏まえて、東アジアや中東諸国とのコミュニケーションを求めている。
さらに、2011年にエジプトで設立されたベイト・エルヘクマは、アラブ語話者による中国文化への理解を深めることを目的とし、中国語学習希望者向けの学院も運営している。
サウジアラビアは、中国との関係を強化するために、いくつかのイベントを企画している。
例えば、9月26日には、サウジアラビア現代美術館(Jax)で、博物館委員会が「今日の文字は明日の約束」展をスタートさせた。
このイベントは、サウジアラビアにおける現代中国アーティストの作品を初めて展示するものとなった。
文化・文学省、出版・翻訳委員会の文化交流促進への取り組みを強調するものとなった。