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エンジン不正、全機種に拡大=小型トラックでも発覚、出荷停止―日野自動車

 野自動車は、データ改ざんが 2003 年に始まったと述べていました。(AFP)
野自動車は、データ改ざんが 2003 年に始まったと述べていました。(AFP)
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22 Aug 2022 08:08:23 GMT9
22 Aug 2022 08:08:23 GMT9

日野自動車によるエンジンの排出ガスや燃費のデータ改ざんをめぐり、同社は22日、小型トラック向けで新たな不正が判明し、同日付で主力の小型トラック「日野デュトロ」の出荷を停止したと発表した。不正は同社が現在生産する全てのエンジン機種に拡大。大半の車種が国内での販売を停止する異例の事態となり、同社の業績に加え、エンジンなどの提供を受けている取引先への打撃が避けられない。

小木曽聡社長は同日午後、オンラインで記者会見し、「追加の不正が判明したことは大変重大かつ深刻で弁解の余地がない。改めて深くおわび申し上げる」と陳謝。経営責任について「厳正に対処したい」との考えを改めて示した。

親会社トヨタ自動車の豊田章男社長は「極めて残念。信頼に足る企業として生まれ変われるのか注視したい」とのコメントを発表した。

「日野デュトロ」は累計販売台数約7万6000台。国土交通省の立ち入り検査の中で、本来2回以上行う必要がある排出ガス測定を1回しか実施していなかったケースがあった。日野自は、環境性能として規制値を超過する可能性は認められていないと説明している。

小木曽社長は会見で、トヨタ製エンジンを搭載した小型トラックや海外向けなどを除き、国内生産の約6割、国内販売の99%が停止するとの見通しを示し、「(業績に)非常に大きな影響になる」と語った。

トヨタは同日、不正が判明した日野自製エンジンを搭載するトラック「ダイナ」の出荷停止を発表した。

長田准執行役員はオンラインで取材に応じ「日野自の再建は日野自が考えるのが大前提」と強調。「まずは世間から信頼してもらうことが先」と述べ、資金支援には言及しなかった。

日野自の不正は3月に発覚。今月2日には、不正が少なくとも2003年から行われ、国交省に虚偽の報告をしていたことも判明した。

時事通信

 

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