
ブラジリア:木曜日にブラジリアで開催されたG20貿易・投資相会合に、サウジアラビアの外国貿易総局(GAFS)の代理総裁が王国を代表して出席した。
商業大臣マージド・ビン・アブドゥラー・アル・カサビ氏の代理として出席したモハメド・アル・アブドゥルジャッバー氏は、世界のリーダーたちとともに貿易と投資の優先事項について話し合い、世界貿易機関(WTO)の改革、国際貿易における女性の地位向上、グローバル市場における持続可能な開発の促進の重要性を強調したと、サウジ国営通信が金曜日に伝えた。
アル・アブドゥルジャッバー氏は、開放的でルールに基づいた多国間貿易システムの維持におけるWTOの役割を強調し、進化する世界貿易と経済の課題に対処するための効果的なメカニズムの必要性を強調した。
また、WTOの将来に関するリヤド・イニシアティブで定められた原則に沿って、加盟国の公約を強化するよう呼びかけた。
アル・アブドゥルジャッバー氏は、サウジのビジョン2030に沿って、女性の経済発展への貢献が高まっていることを称賛し、エンパワーメントと能力開発を目的とした政策改革を挙げた。
同氏は、世界銀行の「女性、ビジネス、法律」指数でサウジアラビアが著しく上昇したことを指摘し、2019年の100点満点中25点から2023年には71点に上昇したことを挙げた。
現在、サウジアラビアでは中小企業の42%を女性が占めており、女性の労働力参加率は2017年の17.4%から昨年は34.6%に上昇した。
アル・アブドゥルジャッバー氏はまた、経済の多様化と持続可能な成長を促進する国家投資戦略により後押しされた、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けたサウジアラビアの進歩についても言及した。
このイニシアティブは、サウジアラビアを持続可能な投資の世界的拠点とすることを目指しており、国際的なベストプラクティスと足並みを揃え、弾力性のある包括的な経済を促進するものである。
イベント開催中、アル・アブドゥルジャッバー氏は、中国の王受文商務次官、トルコのムスタファ・トゥズジュ貿易次官、シンガポールのガン・キム・ヨン副首相など、主要貿易担当高官と会談を行った。
また、WTOのオコンジョ・イウェアラ事務局長、ニュージーランド、アラブ首長国連邦、インドネシアの貿易大臣とも会談した。