テヘラン:イランのマフムード・ペゼシュキアン大統領は火曜日、2006年以来レバノンに対する空爆で最悪の日となったイスラエルに対して、同盟国であるヒズボラは「単独では立ち向かえない」と述べた。
ペゼシュキアン氏は、ペルシャ語から英語に翻訳されたCNNとのインタビューで、「欧米諸国、ヨーロッパ諸国、米国によって防衛、支援、供給されている国に対して、ヒズボラは単独では立ち向かえない」と述べた。
また、レバノンを新たなガザ地区にしてはならないと国際社会に呼びかけた。これは、イランがヒズボラに影響力を行使して自制を促すかどうかという質問に対する回答である。
レバノンの保健省によると、月曜日、イスラエルのレバノン空爆により、35人の子供を含むおよそ500人が死亡した。
イスラエル軍は、月曜日にはおよそ1,600のヒズボラの標的を攻撃し、多数の武装勢力を殺害したと発表し、火曜日の朝にもさらに攻撃を続けた。
イランは国連安全保障理事会に対し、「非常識な」イスラエルのエスカレートに対して「即座に措置を講じる」よう呼びかけた。
アッバス・アラクチ外相は月曜日の夜遅く、自身のブログで「イランは決して無関心ではない。我々はレバノンとパレスチナの人々と共に立つ」と述べた。
イスラエルの攻撃は、ヒズボラの通信機器を標的とした連動した妨害攻撃により39人が死亡、3000人近くが負傷した事件から1週間も経たないうちに起こった。
イランのメディアは全面戦争への流れを招いたのはイスラエルであると非難した。
超保守派のジャヴァン紙は「シオニスト政権が全面戦争のボタンを押した」と報じ、ライバル紙のケイハンは「大戦争が始まったのか?」と問いかけた。
政府系日刊紙イランは「この地域は大爆発寸前だ」と警告し、改革派のエテマド紙は「レバノンの平和は今にも崩れそうだ」と報じた。
国連総会出席のためニューヨークに滞在中のペゼシュキアン氏は、イスラエルを戦争挑発者と非難した。
「中東でより大きな戦争が勃発すれば、世界全体にとって何の利益にもならないことは、誰よりも我々がよく知っている」とペゼシュキアン氏は記者団との座談会で語った。
「より大きな紛争を引き起こそうとしているのはイスラエルだ」
また、ペゼシュキアン氏は、イランは「過去100年間、一度も戦争を仕掛けたことはない」とし、「不安定な状況を引き起こそうとしているわけではない」と述べた。
しかし、イランは「他国から強制的な対応を強いられ、自国の安全と領土保全が脅かされるようなことは決して許さない」と主張した。
AFP