岩井文男駐サウジアラビア大使は、日本・サウジアラビア間の経済関係促進への貢献を称え、プラスチック加工高等研究所(HIPF)のハリード・アル・ゲファイリ所長に外務大臣表彰を授与した。
岩井大使はスピーチの中で、HIPFは両国の産業技術協力における人材育成分野の象徴的なプロジェクトであると強調した。
2007年の設立以来、HIPFは日本の専門家の指導の下、2,500人のサウジアラビアの若者をプラスチック加工機械の熟練オペレーターとして育成し、また、プラスチック加工の専門知識を持つサウジアラビア人学生を日本の大学に派遣し、長期研修プログラムを実施してきた。
岩井大使は、ハリード氏のたゆまぬ努力により、多くのHIPF卒業生が日本企業に就職し、王国のさまざまな産業分野で大いに活躍していると付け加えた。
ハリード氏は、返礼のスピーチで、岩井大使からの表彰に感謝の意を表し、両国関係のさらなる発展に尽力する決意を表明した。
また、岩井大使は、来年2025年は日本とサウジアラビアの国交樹立70周年記念の年であり、友好国間のビジネスや文化交流をさらに促進していくことを約束した。
授与式には、サウジアラビアに拠点を置く日本企業の代表者やビジネスマンも多数出席した。