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リヤド:Women 20議長のThoraya Obaid博士は月曜日、G20各国の厚生大臣たちに対し、コロナウイルスの大流行に対抗するうえで女性が演じている役割とその対策へのその影響力を認めるよう呼びかけた。
博士はW20の各国代表者を代表して、新しい対策本部を含む各国共同の取り組みにおいて女性が果たす役割に、G20各国の厚生大臣は配慮すべきだと述べた。
女性によるG20のエンゲージメント・グループであるW20は、パンデミックに対抗するグローバルな保健対策本部を新たに組織する案の支持を表明するとともに、同本部に女性を任用するよう大臣らに呼び掛けた。また、女性に特有の健康管理上のニーズに対処する具体的措置をとるよう、W20はG20に求めた。
「女性は、パンデミックに真っ向から対処している保健インフラの重要な一部となっています。直接的には、ヘルス・ソーシャルケア従事者の10人のうちおよそ7人が女性であり、間接的には、この特別な状況が生じる前でさえ、彼女らは無報酬の介護者として世界の保健経済に対して1兆5000億ドルにのぼる貢献を行っていました。ヘルスケアの提供者として、またその享受者として、女性のニーズは特別の配慮に値します」とObaid博士は述べた。
ヘルスケアにおいて、またその享受者として、女性は一層保護されなければならないと、W20は呼び掛けた。
またW20は、子供や病人、障害者や高齢の家族の介護者として女性が果たす役割を認める措置を雇用主がとるインセンティブを導入することを当局に求めた。
女性は、パンデミックに真っ向から対処している保健インフラの重要な一部となっています。
Women 20の議長Thoraya Obaid博士
W20は併せて、国内外のCOVID-19への対応政策と運営システムに女性を含める措置を加速する必要性を強調した。
加えて、パンデミック対応政策における性の違いに基づく影響についてデータの収集・報告・分析を拡大および共有することを呼びかけた。
W20の声明は「データには、年齢、人種、民族性、宗教、障害、健康状態に基づく女性への差別によるさまざまな種類の被害も含めなければならない」とした。
さらには、隔離が女性に与える影響を検証することを求めている。例えば、男女間で異なる身体的・文化的、あるいは安全・衛生上のさまざまなニーズが隔離所で認識されているかどうかだ。
W20は、ジェンダーに基づく暴力と闘うリソースを増やして、暴力を抑止するホットラインと監視システムを導入するよう大臣らに求めた。