
ダボス:世界経済フォーラム(WEF)年次総会が閉幕する中、2026年春よりサウジアラビアで定例会議を開催すると発表すると、満員の会場から拍手が沸き起こった。
昨年4月の世界経済フォーラム特別総会の成功を受け、同国のファイサル・アリ・ブラヒム経済・計画相は金曜日、ダボス会議で「サウジアラビアと世界経済フォーラムは、サウジアラビア王国で世界経済フォーラムの定例会議を開催することを発表できることを嬉しく思います」と述べた。
「これは、対話、協力、革新のためのグローバルなプラットフォームとしてサウジアラビアが成長し、世界経済フォーラムが継続してきたことの証である」と付け加えた。「この会議は、世界がさらに団結し、待ち受ける巨大な可能性を捉えるための機会であり続けるだろう」
サウジアラビアは昨年4月下旬、世界経済フォーラムの2日間の特別会合を初めて開催した。この会合では、グローバルな協力、成長、エネルギーに焦点が当てられた。
昨日、ドナルド・トランプ米大統領がサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子に対し、同国の投資額を6000億ドルから1兆ドルに増やすよう求めたことについて、アリバハム氏は、この数字には公共部門と民間部門からの調達分も含まれると述べた。
「ビジョン2030の開始から2030年までの間に経済に投じる額は、その12倍になる」とアリバハム氏は述べた。
アリバハム氏とともに、シンガポールのクリスタリナ・ゲオルギエヴァ国際通貨基金専務理事、欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガルド総裁、ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)がパネルディスカッションの最終セッションに参加した。
フィンク氏は「欧州に対する悲観論は行き過ぎであり、今こそ欧州への投資を再開すべき時だ」と述べ、資本市場同盟などの分野ではまだ進展の余地があることを付け加えた。