
リヤド:サウジアラビアで土曜日のラマダン開始を告げる三日月が目撃されたと、月観測委員会が発表した。
金曜日の夕方に三日月が目撃されたことを受け、イスラム暦ヒジュリ第9月の聖なるラマダンは3月1日土曜日から始まる。
三日月は王国全土のスダイルやトゥマイルを含む天文台で観測された。
最高裁判所は木曜日、サウジアラビアのすべてのイスラム教徒に対し、金曜日の夕方にラマダンの三日月を見るよう呼びかけた。
裁判所は、自分の目や双眼鏡でラマダンの三日月を見た人は、その場所の最寄りの裁判所に通知し、そこで証言を記録するか、最寄りのセンターに連絡する必要があると述べた。
サウジアラビアの月観測委員会は通常、ラマダン開始予定日までの数日間、月を観測しているが、月を観測したい他のイスラム教徒にも観測するよう呼びかけている。
ラマダン期間中、イスラム教徒は忍耐、慈善、地域福祉を奨励することを目的としたイスラム儀式の一環として、日の出から日没まで飲食を控える。
預言者ムハンマドにコーランが啓示された祝福の月でもある。夜明けから夕暮れまで1カ月に及ぶ断食は、イスラム教の5本柱の1つである。
ラマダンの祝福の機会に、イスラム教徒は人生の転機を迎え、この赦しの月に霊性を向上させ、悪い習慣を一時停止し断ち切り、祈り、癒し、施しを与え、睡眠時間を削り、祈りを増やし、イマーン(信仰心)を高めることを目指す。