



リヤド】サウジアラビアとレバノンの首脳は、アラブ協力を強化し、地域的・国際的な問題で立場を調整することの重要性を強調した。
双方はターイフ協定の完全実施の必要性を再確認した。レバノンの内戦を終結させたこの合意は、1989年にサウジアラビアで交渉されたものである。
両者はまた、レバノンの全領土に対する主権を確保すること、レバノン国への武器の持ち込みを制限すること、レバノン軍の国家的役割を支援すること、つまりレバノン全領土からのイスラエル占領軍の撤退を求めることの重要性を強調した。
これらの点は、レバノンのジョセフ・アウン大統領のサウジアラビア公式訪問後に発表された共同声明で強調された。
大統領は月曜日、リヤドのアル・ヤママ宮殿で歓迎を受け、二国間関係の強化について協議した。
両首脳は会談の中で、レバノンからサウジアラビアへの輸出再開に影響を与える障害や、サウジアラビアからレバノンへの渡航を容易にするための手続きについて検討することに合意した。両首脳はまた、レバノンの経済回復と国際基準に沿った改革の実施に対するコミットメントを再確認した。
アウーン大統領は、サウジアラビアの首脳による温かいもてなしに感謝の意を表明し、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子にレバノン訪問を要請した。
レバノンの国家元首として初めて王国を訪問するアウンのために、リヤドのアル・ヤマー宮殿で公式レセプション式典が開催された。
サウジアラビアとレバノンの高官が出席した。
これに先立ちアウン氏は、今回のサウジアラビア訪問は両国関係の深さを再確認する機会であると述べた。
また、レバノンの安定、安全、機関の機能を支える王国の役割と、リヤドから提供されるさまざまな形態の支援に感謝の意を表した。
大統領一行は、臨時アラブ首脳会議に参加するため、火曜日にカイロに向かう予定である。
レバノンの元陸軍大将であるアウンは、1月に第14代大統領に選出され、2年以上にわたる権力の空白に終止符を打った。
レバノン国民は、新大統領が国の経済危機と、レバノンの広大な地域を廃墟にし、4000人以上の死者を出したヒズボラによる14ヶ月間のイスラエルとの戦争の壊滅的な余波に取り組むことを望んでいる。