
ジェッダ:イスラム協力機構(OIC)のヒセイン・ブラヒム・タハ事務局長は、孤児に対する包括的なケアと後援を支援する取り組みを改善することの重要性を強調したと、サウジ国営通信が伝えた。
彼は、毎年ラマダンの15日に祝われるイスラム世界における「孤児の日」に、世界最貧地域で孤児となった子供たちが直面する困難について、世界的な認識を高めるために発言した。
タハ氏は、孤児の保護と養育のために、特に災害や紛争、気候変動の影響を受けた地域において、より一層の努力を呼びかけた。こうした地域では、避難や難民問題により、多くの子供たちが脆弱な状況に置かれている。
同氏は、OICは孤児や弱い立場にある何百万人もの子供たちを支援し、彼らの権利を擁護し、孤児院、里親制度、養子縁組サービス、医療、教育を含む支援システムの改善を提唱し続けると述べた。
タハ氏は、各国政府、社会、機関が持続可能な解決策を提供するための行動を取る必要性を強調したとSPAは報じた。
彼は、コーランとスンナを通じて、イスラム教が孤児を親切に扱い、彼らのケア、教育、医療、社会福祉を確保し、彼らの権利を守り、適切な養育を提供することに強く重点を置いていることを強調した。
「孤児の日」は、孤児の問題やニーズに対する認識を高めることを目的として、2013年12月にギニアの首都コナクリで開催されたOIC外相理事会第40回会議で採択された決議により制定された。