• マリブへの攻撃中止は「必要な第一歩」
• サウジアラビアは国連援助会議で4億3000万ドルの提供を申し出

エフレム・コサイフィとサイード・アル・バタティ

ニューヨーク、アル・ムカッラ：サウジアラビアはイエメンでの戦争終結に向けて「熱心な取り組み」を行っており、イランが支援するフーシ派民兵も同じことをすべきだとアントニー・ブリンケン米国務長官は月曜日に述べた。

「必要な第一歩は、フーシ派が100万人の国内避難民が住むマリブに対する攻撃を止めることです。そして、サウジとイエメン政府が行う平和に向けた建設的な取り組みに加わることです」とブリンケン氏は語った。

イエメン特使のティム・レンダーキング氏が同地域を訪れた後、ブリンケン氏は国連の人道援助会議で次のように語った。「レンダーキング氏は、サウジとイエメン政府が紛争の解決策を見つけるために熱心に取り組んでいると報告しています。私たちは、この取り組みに協力するようフーシ派に求めます」

月曜日の援助会議では17億ドルが集まったが、これは大規模な飢饉を避けるために国連が2021年に求めていた38億5000万ドルの半分以下の額だ。この内訳は、サウジアラビアからが4億3000万ドル、米国が1億9100万ドル、アラブ首長国連邦（UAE）が2億3000万ドル、ドイツが2億4000万ドルだった。

「何百万人ものイエメンの子どもたちや女性、男性が、生きるために切実に援助を必要としています。援助の削減は、死刑判決を出すのと同じです」とアントニオ・グテーレス国連事務総長は述べた。

「今日の一番良いところは、集まった資金が頭金になり得るということです。惜しみなく資金の提供を申し出てくれた人たちに感謝します。そして、他の人たちには、世界がこの数十年で目撃してきた最悪の飢饉を食い止めるために何ができるかをもう一度考えてもらいたいと思います」

集まった金額では「問題の解決になりません」と国連の人道問題担当の責任者であるマーク・ローコック氏は述べた。「このような限られた金額では、大規模な飢饉を防ぐことは不可能でしょう」

「私たちはイエメンに関して、岐路に立っています。私たちは、平和への道を選ぶこともできるし、イエメンを数十年の間で世界最悪の飢饉に陥らせることもできます。十分な資金援助があれば、飢饉の拡大を防ぎ、恒久的な平和のための条件を作り出せます。人々を飢えさせることは、戦争を育てることにつながります」

イエメンでは、地元の医療関係者が、新しい資金が保健部門に向けられることを望んでいると述べた。

イエメン南部の都市タイズの医療関係者であるアーメド・マンスール博士は、新型コロナウイルスの新たな波と闘うために、医療施設は資金と医薬品を切実に必要としているとアラブニュースに語った。

「私たちは、人工呼吸器や薬、個人用保護具、そして医療施設の改修を必要としています」と同氏は述べた。