
リヤド/ジェッダ:サウジアラビア最高裁は土曜日、サウジアラビアでヒジュラ暦のシャウワール月の三日月が確認されたと発表し、ラマダン月の終了を告げた。
イスラム暦第10月にあたるシャウワール月の最初の5日間に行われるイスラム教の年中行事、イード・アル・フィトルは、3月30日(日)に始まる。
イード・アル・フィトルの礼拝は、日曜日の日の出直後に王国全域で行われる。
サウジアラビアのイスラム問題担当省のシェイク・アブドラティフ・アル・アルシェイク大臣は、同省の各支部に対し、イードの礼拝はすべての指定の礼拝所、およびモスク(ただし、住民は地元の指定の礼拝所を利用するため、隣接するモスクは除く)で行われること、また、快適で静かに礼拝できるよう、メンテナンスや清掃など必要な準備をすべて整えるよう指示した。
現在、同王国には19,887のモスクと礼拝所がある。
リヤド在住のマヘル・アルドサリ氏は、イードへの期待を次のように語った。「イードの喜びはすでに至る所に満ちています。私たちはラマダンの祝福された日々にお別れを告げ、心を開いてイードを心待ちにしています」
「家族は新しい服を用意したり、おしゃれなチョコレートを集めたり、お祝いや朝食の祝宴の準備に忙しくしています。通りは活気に溢れ、どこに行っても興奮が感じられます」と同氏は続けた。
イスタンブールでラマダンの最後の数日を過ごしているサマル・アルワン氏は、聖なる月の残りの日々を大切にしながら、イードを心待ちにしている。
「イスタンブールでのラマダンは本当に特別で、あと一日だけでも続けばいいのにと思うほどです」と同氏は語った。
「でも今は、イードへの期待が高まっています。通りはイルミネーションで彩られ、市場は活気づき、誰もがプレゼントを買ったり、お菓子を用意したり、皆で集まる計画をしたりと準備に余念がありません。喜びと団欒に満ちた美しい時期です」と同氏は続けた。
ジェッダの教師であるサミ・ヒジャジ氏は、自身と家族がイードの準備に全力で取り組んでいる様子を語った。
「ラマダンの装飾はすでに撤去し、イードの準備を始めています。家の中は活気に満ち、新しい服にアイロンをかけたり、子供たちに美味しいお菓子を用意したり、すべてが滞りないか確認したりしています」と同氏は語った。
「期待は高まるばかりで、あとは公式発表を待つばかりです。それがいつ発表されても、私たちは心からのお祝いの準備ができています」と同氏は結んだ。
先週の木曜日、最高裁は王国中のイスラム教徒に対し、土曜日の夜にシャウワール月の三日月を観察するよう呼びかけ、肉眼または双眼鏡で三日月を見つけた人は最寄りの裁判所に報告し、証言を登録するよう呼びかけた。
ラマダンは3月1日に始まった。