
リヤド:サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外相は月曜日、リオデジャネイロで開催中のBRICSサミットで、イスラエルによる保健インフラへの攻撃と民間人の標的化は、国際人道法の明白な違反であると述べた。
サウジアラビアの報道機関が伝えたところによると、ファイサル王子は国際社会に対し、人道援助の提供と市民の保護を確保する責任を果たすよう求めた。
また、ガザにおける人的被害は看過できないものであり、国際社会は危機を終結させ、国際法に則った2国家解決に基づく、すべての人のための永続的かつ包括的な平和を達成するために、熱心に取り組まなければならないと述べた。
同外相は、「環境、COP30、世界の健康」と題された本会議でのスピーチで、気候変動枠組条約とパリ協定に対する王国のコミットメントを確認し、各国の多様な状況を考慮した実践的でバランスの取れたアプローチを求めた。
また、水不足に悩む国として、サウジアラビアは環境問題や水資源を管理するための先進的な手法や技術を開発し、重要な資源への公平なアクセスを確保することを目的とした世界水機構の設立につながる取り組みを主導してきたと説明した。
保健分野に関して、ファイサル王子は、王国のビジョン2030には予防と統合医療に焦点を当てた包括的な改革が含まれていると述べた。
また、ハッジやウムラのような主要な集会を管理し、早期警戒システムを開発・計画してきた王国の経験を強調した。
ハッジやウムラの開催における専門知識は、健康上の緊急事態に対する準備と対応の地域センターとしての王国の地位を高めていると大臣は述べた。