
リヤド:サウジアラビアは火曜日、イスラエルによるシリア国境内への侵攻をシリアの「主権に対する明白な侵害」と強く非難した。
「サウジアラビア王国は、イスラエルの違反行為の継続、シリア領土への侵入、内政干渉に対して強い非難と糾弾を表明する」とサウジ外務省は声明で述べた。
同省は、この行為はシリアの「主権と国際法に対する明白な侵害」であると述べた。
また、「1974年にシリアとイスラエルの間で調印された離脱協定にも違反しており、スワイダ県情勢が緊迫している中での行為である」と述べた。
シリアは月曜日に、イスラエルがヘルモン山周辺のシリア国境内の地域を制圧するために60人の兵士を派遣したと発表した。
シリア政府は、この作戦は自国の主権を侵害し、地域の安全保障にさらなる脅威をもたらすと述べた。
「この危険なエスカレーションは、地域の平和と安全に対する直接的な脅威である」とシリア外務省は声明で述べた。
イスラエル軍の報道官は、部隊はシリア南部のある地域で日常的な作戦活動を行ったが、レバノンとの国境に近く、ヘルモン山に近い地域であるベイト・ジンでは活動していないと述べた。
月曜日の事件は、ベイト・ジンを見下ろす戦略的な丘の上で起こったとシリア省庁は述べた。ロイターが引用したその地域の住民によれば、イスラエルはまた、そこで6人のシリア人を逮捕したという。
今回の事件は、シリア南部での紛争を緩和するために、両国がアメリカの仲介で協議を行っている最中に起こった。ダマスカスは、最終的にはより広範な政治協議への道を開くことができる安全保障上の取り決めに到達することを望んでいる。
ロイター