
アラブニュース
ロンドン:サウジアラビア外相ファイサル・ビン・ファルハン王子が月曜日、中東における「破壊的」介入を非難した。
サウジ通信(SPA)の報道によると、アラブと中国のバーチャル閣僚会議でファイサル王子が発言し、サウジアラビアはアラブ領土の「調和、主権、保全」と内政不干渉を重視するとつけ加えたという。
同外相はまた、サウジアラビアは地域の安定に対するいかなる脅威も容認しないとした。
同氏は、「サウジアラビア王国は、アラブ諸国の内政問題に対する地域介入を非難します。そのような介入は、武装テロ組織を支援し派閥や民族間の分裂をあおり、破壊的な役割を果たすことになります。このような介入に対し、国際社会は強い姿勢で臨む必要があります」と語った。
サウジアラビアや他のアラブ諸国は、このような介入を行ったとし、イランを繰り返し非難してきた。
またファイサル外相は同会議で、中国の主権と領土の保全および一つの中国原則に対するアラブ諸国の支持、およびパレスチナ人の権利、アラブ和平イニシアティブ、そして二国家解決を支持する中国の立場に対する感謝の意を、繰り返し表明した。
ファイサル王子は、中国はサウジアラビア王国の最大の貿易相手国であり、中国は王国の総輸出の13パーセントまた総輸入の15パーセントを占めるとし、サウジアラビアと中国の関係を称賛した。
また同氏は、今回のバーチャル会議により、様々な分野におけるアラブと中国の協力体制の強化は一歩前進したとし、次のように語った。「サウジアラビア王国は近いうちにこの成功を称え、アラブと中国の首脳会議を主催するつもりです」