アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは引き続き「パレスチナ問題の公正かつ恒久的な解決」の実現に尽力することをサウジアラビアのサルマン国王はドナルド・トランプ米大統領との電話会談で語った。サウジ通信社が7日に報じた。
報道によると、これが、サウジが提案したアラブ和平イニシアチブの主要な出発点だ、と6日に行われた電話会談でサルマン国王は述べた。
アラブ和平イニシアチブは、2002年にサウジアラビアが作成したものだ。その中でアラブ諸国は、パレスチナとの国家としての地位に関する協定および1967年に占領した領土からのイスラエルの完全撤退を条件に、イスラエルに国交正常化を提案した。
報道によると、サルマン国王はまた、米国が中東和平の実現に向けて尽力していることに感謝の意を示した。
二人の世界的指導者はまた、サウジが今年議長国を務めるG20の国々の取り組みや、命と生活を守り、COVID-19のパンデミックの影響を緩和するためにG20の中で行われた取り組みについても議論した。
サルマン国王は、「この病気の流行の人間・経済レベルへの影響に立ち向かうためのG20の取り組みを、G20議長国であるサウジが引き続き支援・調整することを明言した」と報告書には書かれている。
COVID-19の影響で世界中で移動が制限されているにもかかわらず、G20首脳らは、猛威を振るうコロナウイルスのパンデミックへの対策を考え出すために仮想会議を開いた。
この前の7月の仮想会議で、サウジはG20の主要経済大国を率いて、このパンデミックと闘い、世界経済を押し上げるために「利用可能な全ての政策手段」を使うことを約束した。
サウジアラビアは引き続きパレスチナ問題の公正な解決に尽力する、とサルマン国王はトランプ氏に語った。