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紅海開発会社、サウジアラビア初の100%再生型飲料水プラントを開設へ

淡水化プラント建設の第一段階で、理想的な建設地が選ばれ、水素パネル100枚が敷設された。(SPA)
淡水化プラント建設の第一段階で、理想的な建設地が選ばれ、水素パネル100枚が敷設された。(SPA)
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01 Jun 2021 02:06:58 GMT9
01 Jun 2021 02:06:58 GMT9
  • 淡水化技術は、サウジアラビア企業によって完全に供給がおこなわれ、国内および国際的な水質基準を満たすものである

ジェッダ:紅海開発会社 (TRSDC) は、炭素排出量を制限することで環境を保護する取り組みの一環として、太陽光と風力エネルギーを使用するサウジアラビアでは初の海水淡水化プラントを開設した。

TRSDCの事務主幹、アハメド・ガズィ・ダルウィシュ氏は、このプロジェクトが飲料水生成システム開発企業のSOURCEグローバルPBCと共同で開始されたものであると語った。

同氏によると、この太陽光発電による淡水化プラントは同様のプラントとしては世界最大級となる。このプラントは、330ミリリットルの飲料水を年間200万本生産する能力を備え、この数年内に年間30万本の生産を開始する。

持続可能なモデルの一環として、カーボンニュートラルを実現するために再利用可能なボトルが使用されることになる。

プラントの仕様と要件に従って仮想調査が実施された後、プラント建設の第一段階として、理想的な建設地が選ばれ、水素パネル100枚が敷設された。

第二、第三段階では更に、合計1200枚の水素パネルが敷設される予定だ。必要となる部品や再利用可能なボトルはサウジアラビア国内で操業する企業によって供給される。

高品質の淡水を生成することを目的として、TRSDC が使用する淡水化技術は、水素パネルの凝縮レベルを上げるために100%太陽光エネルギーを使用すると、ダルウィシュ氏が語った。

更に同氏によると、パネルの性能はスマートアプリケーションによって絶えず監視されることになる。アプリケーションには生成された水の量、パネルの環境への影響、整備上の注意などが表示される。

淡水化技術は、サウジアラビア企業によって完全に供給がおこなわれ、GCC標準化機構、世界保健機関(WHO)、サウジアラビア食品医薬品局、サウジアラビア王国環境・水・農業省などの国内外の水質基準を満たすものである。

SPA

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