
アラブニュース
リヤド:ユネスコは、サウジアラビアの教育省が新型コロナウイルスのパンデミックに対処するため講じた措置を称賛した。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の報告によると、同国は「遠隔教育プロセスの継続を保証し、公立学校や大学の600万人以上の学生の安全を確保」したという。
報告書は、コロナウイルスの感染拡大を受けた封鎖措置が本格化した、昨年度の2学期に焦点を当てている。
同報告書は、2月から始まった緊急計画を同国が成功裏に実施したうえで、継続的に更新している状況を詳細に記している。
ユネスコによると、同国では「結果的に教職員の安全を保証することになった教育訓練システムを確保するために」専門委員会と作業チームが結成されたという。
同報告書は、サウジアラビアの遠隔教育への移行は「サクセスストーリー」だと称賛している。
学校閉鎖の決定が3月下旬になされてから、僅か10時間以内にオンライン授業が立ち上げられ、これらは20のテレビチャンネルで衛星放送された。
YouTubeでも視聴可能であり、再生回数は6100万回を超えている。
高等教育においては27の公立大学が、200万回のオンライン講義と600万を超えるパネルディスカッションを実施している。