• サミットは青年企業家に対し、現在の課題と影響に向き合うことを促す目的がある。

ロジエン・ベン・ガッセム

リヤド―G20青年企業家同盟（YEA）による2日間のバーチャルイベント「2020年サミット」が29日、「起業家精神はイノベーションと回復力の源である」とのテーマの下で開幕する。

この「G20 YEA 2020」の議長であるファハド・ビン・マスール・ビン・ナセル・ビン・アブドゥル・アジズ王子は、サミットは青年企業家に対し、新型コロナウィルス（COVID-19）パンデミックに関する現在の課題と影響に向き合うことを促す目的を持つと述べた。

「我々は『ビジョン2030』のロードマップと、起業家的な発展と優秀性のために切り開いた方向性に従いつつ、起業家精神がイノベーションと回復力を促進するという考え方に立脚したテーマの下に活動する」。ファハド王子はこのように述べた。

王子は、サミットに出席する起業家や労働組合指導者の数は700人を超すと予想される、とも付言した。

「我々は、G20青年企業家同盟の重要性も強調したい。2010年に創立したこの同盟は、青年企業家たちによる世界最大のネットワークとなっており、彼らを支援する施設も有している」

ファハド王子は、同盟は若者が設立した会社が成長し、成功を収め、世界市場で競争するのを支援するために機能すると指摘。気鋭の起業家たちが共同し、ポリシーの改善や変更に関する推薦をG20首脳に出すという形をとって解決法の分析・提案を行う。

ファハド王子は、新型コロナウィルスは新しい経験であり、同盟は起業家たちと連絡を取り合い、コロナ対策に関する取り組みやコロナとの共存を支援する先駆的なアイデアについて論じる役割を担った、と述べた。

起業家精神は今、各国が関心を抱く最も重要なものの一つである。そしてG20諸国の多くが、国内の中小企業に経済的に依存している。

ファハド・ビン・マスール・ビン・ナセル・ビン・アブドゥル・アジズ王子

「起業家精神は今、各国が関心を抱く最も重要なものの一つである。そしてG20諸国の多くが、国内の中小企業に経済的に依存している」。「YEA 2020」の議長である同王子はこのように述べた。

サミットは、通信情報技術省、投資省、中小企業総合当局を含めた現地および世界の主要団体・組織との提携の下に開かれる。

アクセンチュアとアントレプレナーシップ・ビジョンは、このサミットの戦略的パートナーであり、またモハマド・ビン・サルマン王子カレッジ・オブ・ビジネス・アンド・アントレプレナーシップとアブドゥラ王科学技術大学は、ナレッジパートナーとして協力している。