


ヘブシ・アルシャマリ
リヤド:サウジアラビアの主要な国際観光プロジェクトに関与する紅海開発会社(TRSDC)は、これまでに75億サウジ・リヤル(20億ドル)相当の契約を締結したとサウジ通信社は報じた。
契約総額の70%以上がサウジアラビアの企業によって受注されており、地域経済の強化に対するTRSDCの取り組みが浮き彫りとなっている。
「この重要なランドマークは、私たちのプロジェクトの規模と、未来の目的地を作り出すために行われた目覚ましい進歩を明確に示しています」と、TRSDCのCEO、ジョン・パガーノ氏は述べている。「TRSDCはサウジアラビア経済の成長に貢献する一翼を担っており、ビジョン2030計画において極めて重要な役割を果たしています。私たちのビジョンの実現に向けて、当社の素晴らしいチームとパートナーが達成した驚くべき進歩を紹介できることを光栄に思います。」
24か国の500社以上が受注し、プロジェクトの輸送リンクに関する作業が進んでいる。これには、目的地と新しい国際空港を結ぶ80キロメートルにわたる道路、高速道路、ジャンクションの開発が含まれている。
目的地のメインハブであるシュライラ島と本土の間には横断道が建設されており、また多くの桟橋も建設されている。
Saudi Amana Contractingは、サウジ国内に新設された施設で建造された最初のボリュメトリック・プレハブ・ユニットを搬入した。
これらのユニットは、コースト・ビレッジ開発の一部を形成するもので、完成後には目的地を運営する14,000人のスタッフが居住するニュータウンとなる予定である。
10,000人の労働者が住むことになるコンストラクション・ビレッジは、そのキャビンのすべてがオフサイトで建設、搬送された後、組み立てられ、現在、完成間近の状態にある。敷地内の100万平方メートル以上の広さがある造園育苗場はすでに稼働しており、1,500万以上の植物を出荷することが可能である。
昨年7月、TRSDCは、同プロジェクトで2022年に開港予定の国際空港の航空関連インフラ工事に関し、これまでで最大規模の契約を締結した。
これは、サウジアラビアの大手建設業者2社、Nesma & Partners Contracting Co. Ltd.とAlmabani General Contractorsによる合弁事業であり、国内の建設部門での機会創出に向けたTRSDCのコミットメントを示すものである。