岸田文雄首相は21日午前、米国に向けて政府専用機で羽田空港を出発した。東部デラウェア州ウィルミントン近郊で日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」の首脳会議に出席。国連総会開催中のニューヨークで開かれる「未来サミット」で演説する。24日に帰国する。
出発に先立って、首相は首相公邸で記者団の取材に応じ「クアッドでは自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力を一層深化させたい」と強調。「未来サミットでは平和で自由で豊かな世界の未来に向けた考え方を発信する」と語った。滞在中にバイデン米大統領らに加え、ウクライナのゼレンスキー大統領との会談を予定していることを明らかにした。
首相は今回の訪米が在任中最後の外国訪問となる。同盟・同志国との協力の重要性をアピールし、訪米の成果を新政権に引き継ぎたい考えだ。
JIJI Press