• 拘留者は、彼らに対する懲罰的措置のせいで苦しい思いをしている：拘留者の母親

モハメッド・ナジブ

ラマッラー：イスラエルの刑務所にいるパレスチナ人受刑者が、イタマル・ベングビール国家治安相が導入した懲罰的措置に対する抗議行動を開始した。

抗議行動が広がった結果、刑務所内の緊張は高まっている。パレスチナ人受刑者問題担当者は16日、対処しなければ状況は悪化する可能性があると警告した。

イスラエル刑務局が10日、11日に、食堂などの施設を閉鎖するなどしてパレスチナ人に集団的懲罰を科し始めた後、抗議行動は始まった。

新しい規則の下、独房を離れる受刑者は、刑務所の診療所に通うときでさえ手錠をかけられることになる。お湯のシャワーは3分に制限されている。毎月行われる家族との面会はさらに制限されており、朝の運動は中止されている。

ベングビール氏は今月、受刑者に日々の糧を提供しているパン屋の閉鎖を命じた。

この動きを受けて、「受刑者のための最高緊急委員会」は即時不服従運動を発表した。その後には、ラマダンの開始を祝うハンガーストライキが行われる。

「パレスティニアン・プリズナーズ・クラブ」の代表であるカドゥラ・ファリス氏はアラブニュースに対し、今回の措置は政府的な理由によるものであり、屈辱を与え、受刑者やパレスチナ人の意思をくじくのが目的だと述べた。

関連国際機関は状況を注視しており、関連国際機関は介入し、措置を緩和するようイスラエル政府に圧力をかけるよう促されている、と同氏は述べた。

一方、ラマッラーのパレスティニアン・プリズナーズ・クラブは、イスラエル軍が16日早朝、ヨルダン川西岸地区でパレスチナ人32人を逮捕したと発表した。今年逮捕されたパレスチナ人は800人となった。

終身刑を言い渡された男性の母親である、ベツレヘム在住のライラ・ザワヒラさん（70）はアラブニュースに対し、イスラエルの厳しい措置のせいで拘留者の家族は苦しい思いをしていると話した。

刑務所当局は、組織的な抗議行動を頓挫させるために、受刑者のリーダーの移送を始めた、と彼女は主張した。

「41歳の息子モハメドと、息子の囚人仲間の状況がとても心配です。この寒さに苦しんでいるのに、ラマダンの初日にハンストを始める予定です」とザワヒラさんは述べた。彼女と受刑者の親族らは、拘留者が苦しい状況にあることを強調するために座り込みを行う予定だ、と彼女は付け加えた。

イスラエルは現在、子供160人、女性29人、行政拘禁者914人を含むパレスチナ人4780人を拘留している。

パレスチナの政治アナリスト、リヤド・カドリヤ氏はアラブニュースに対し、イスラエル政府が今回、受刑者を標的にしたことを受けて、街頭デモが行われる可能性があると話した。

イスラエルのジャーナリスト、ダナ・ベン・シモン氏はアラブニュースに対し、ベングビール氏は、大臣に就任する前からパレスチナ人受刑者に対して強硬姿勢を取ると主張していたと話した。

「ベングビール氏が今、こういうことをしているのは、自分を選んだ国民を満足させるためだ。イスラエルの治安機関は分かっているのです。パレスチナ人受刑者に対する措置が、刑務所の外にいるパレスチナ人に影響を与えることを。ヨルダン川西岸地区と違って状況が落ち着いているガザ地区にいるパレスチナ人でさえ影響を受けることを」と同氏は述べた。