
Ruba Obaid
ジッダ:11月4日(水曜日)から始まるバーチャルの第11回KAIMRC医学研究年次フォーラム(Annual Forum for Medical Research)では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン開発に関連する世界的な課題と展望について協議することになっている。
キング・アブドゥラ国際医学研究センター(KAIMRC)が2日間にわたり主催するグローバルフォーラムには、国際的な専門家と一流の学者が参加する予定。現在のパンデミックの状況におけるワクチンの開発・生産についてあらゆる面から検討するためのフォーラムで、世界中の意思決定者、報道各社、医療従事者、一般市民が参加できるようになっている。
「このフォーラムは、科学者、医療従事者、政府機関・非政府機関、一般市民がCOVID-19のワクチンの進捗状況を知り懸念や問題点について議論できる、素晴らしい意義のある催しなのです」と、フォーラムの代表理事アフマド・アールアスカー博士は語った。
このフォーラムは、KAIMRCが国家警備隊省の保健局とキングサウード健康科学大学と協力して開催される。
KAIMRCは、生物医学研究を変革し、基礎研究を実際の製品に転換させることで、王国の医学・健康研究におけるイノベーションと技術開発を主導することを目的としている。
このフォーラムは、サウジアラビアのG20議長国の下で開催されるプログラムや国際会議の一環として開催される。登録・参加希望者は、こちらにログオンしてください:www.globalcovid19vaccines.com
サウジアラビアではこれまでに、348,510人がCOVID-19に感染し、11月3日(火曜日)に473人の新規感染者が確認されている。現時点で7,901人の感染者が陽性で、その内749人が重篤な状態にある。
新規感染者のうち、成人が87%で女性が40%、子供はわずか9%で高齢者は4%だった。
感染者数が最も多かったのはマディーナで73人、次いでマッカ45人、リヤド40人、ジッダ37人と続く。
また、481人以上の感染者が回復し、回復者の総数は335,153人になった。
保健省は11月3日(火曜日)、COVID-19関連の新規死亡者数が19人だったと報告した。死亡者数は、現在5,456人である。
サウジアラビアはこれまでに8,151,353件のPCR検査(ポリメラーゼ連鎖反応試験)を実施、直近の24時間で58,930件実施した。