
Lojien Ben Gassem
リヤド:新型コロナウイルスのパンデミックの影響から命と経済を守ることはサウジの最優先事項だ、とサウジアラビアの外相は20日、述べた。
リヤドでのG20サミットは特別な状況下で開催されており、サウジアラビアは決意を持ち、能力を使ってパンデミックの課題に対応してきた、とファイサル・ビン・ファルハーン王子は述べた、とサウジ通信社は引用した。
サウジアラビアは、この流行に対処する、政策による解決策を推し進め、「これらの解決策を実現するために国際的なパートナーや組織と協力すること」を目指す、とファルハーン王子は述べた。
サウジのアデル・ジュベイル外相は、G20による、この病気と闘うための共同の取り組みは、協力することで世界が健康危機を乗り越えられることを証明したと述べた。
リヤドで開催されているG20首脳会議の国際メディアセンターでの演説で、同氏は、各国はこの世界的流行と闘うため、世界が一つの村だという気持ちで結集したと指摘した。
G20はCOVID-19のワクチンを入手するために数十億ドルを提供した、と同氏は指摘し、「今回のことから得られた教訓は、協力することで、ワクチンをより早く、より効率的に開発できるということだ。我々は、このパンデミックに対処する方法のプロトコルを開発することができる」と付け加えた。
同氏のコメントは、UAEのリーム・ハーシミ国務大臣が出席した円卓会議中に述べられたもので、G20がどのようにして世界を再びつないだか、に関するものだった。
ハーシミ氏は、今回のパンデミックは、各国が互いにどれだけ依存しているかを示したと述べた。「地球規模の課題は、どんな強国であろうと、一国では解決できない。世界の一地域の脆弱性は他の地域への波及効果を持つだろう」と同氏は付け加えた。
2020年がもたらした課題を、「このような困難で異常な状況の中、皆を団結させることができた」サウジはとてもうまく対処した、とハーシミ氏は述べた。
サウジの商業相兼メディア担当相代理のマジッド・ビン・アブドゥッラー・アール・カサビ博士は、パンデミックのために、2020年のサミットは全ての国を代表する会議になったと述べた。
サルマン国王人道援助救援センターのアブドラ・ラビーア所長は、「サウジは、コロナウイルスのワクチンを開発するための世界的な取り組みを積極的に支援しており、COVID-19のワクチンを最初に受け取る国の一つになるだろう」と述べた。
「G20サウジ・リーダーシップ:課題と成果」と題されたセッションで、ラビーア氏は「サウジアラビアは5億ドルを投入しており、そのうち2億ドルは国際組織と地域組織のワクチン・薬剤開発に充てられている」と述べた。
「G20は、人々がパンデミックに苦しまなくなることを期待して、210億ドルを投入した」