
Aseel Bashraheel
ジェッダ:フーシ派が月曜日にジェッダの石油施設に対して行った攻撃を受けて、サウジアラビアは国連安全保障理事会に、世界のエネルギー安全保障、イエメンの政治プロセス、そして地域の安定性に対する「脅威を止める」よう要請した。
15か国で構成される国連安保理への書簡の中で、アブダラ・アル・ムアリミ サウジアラビア国連大使は、サウジアラビアは領土と国民を保護するための「努力を惜しまない」と述べた。
アル・ムアリミ氏は書簡で「イランが支援するフーシ派の民兵が、テロ攻撃に関与したことが確認されている」と述べた。
#WATCH: Officials at @Aramco's North #Jeddah Bulk Plant describe the #Houthi attack on a fuel tank #SaudiArabia #Aramco https://t.co/rrECmKinKg pic.twitter.com/Vfen8sV3Pv
— Arab News (@arabnews) November 24, 2020
国際エネルギー機関(IEA)は、今回の攻撃に懸念を表明し、ジェッダでの攻撃は「エネルギー安全保障に対する脅威に対して警戒を怠らない必要性を思い起こさせるものだ」と発表した。
政治アナリストのハムダン・アル・シェフリ博士はアラブニュースに対し、サウジアラビアの石油施設への攻撃に対する世界的な非難は「紙の上の言葉に過ぎない」とし、「イランの支援を受けたフーシ派を止めなければならない」と付け加えた。
同氏は国際社会に対し、米国の先例に倣ってフーシ派をテロ組織に指定するよう求めた。
同氏は、国連が問題の解決策を模索し続ける一方で、「我々は、イランの支援を受けたこれらの攻撃がサヌアを通じて実行されているのをずっと見ている」と述べた。
サウジアラムコは火曜日、フーシ派がジェッダの石油プラントを攻撃して石油タンクに穴が開き、爆発と火災を引き起こし、サウジアラビアのエネルギーインフラに対する新たな攻撃となったと発表した。
タンクの屋根は「大きな損傷」を負ったと、北ジェッダバルクプラントのマネージャー、アブダラ・アル・ガムディ氏は話した。
同氏は、サウジアラビアの西部にジェット燃料を含む石油精製品を提供する同プラントからの出荷は、13あるタンクのうち1つが破損して利用ができないままにもかかわらず、3時間以内に再開されたと述べた。
一方、アラブ連合は紅海でフーシ派が敷設した5つの機雷を破壊したと発表した。
機雷はイラン製の「サダフ」型だった。アラブ連合はこれまでに合計163個のフーシ派が敷設した機雷を破壊した。
アル・シェフリ氏は、「フーシ派は海洋安全保障と地域の安定に脅威を与え続けている」と述べた。