
リヤド:アブドラ・ビン・アブドルアジズ国王宗教間・文化間対話国際センター(KAICIID)は、欧州諸宗教指導者評議会と共同で、「ヨーロッパでの暴力的過激主義への対処と社会的結束の促進における宗教指導者の貢献:闘いと対応」というテーマの下、オンライン対話セミナーを開催した。
このセミナーは、最近フランスとオーストリアで起きたテロ事件を受けて、ヨーロッパの社会的結束を促進するためにKAICIIDが行っている一連の取り組みの一環として開催された。
KAICIIDのファイサル・ビン・ムアンマル事務局長は、テロリストの行動は、彼らの宗教に対する間違った、そして人を誤った方向に導く解釈から生じていると述べた。
「彼らは暴力という伝達手段を選択し、すべての平和的な代替手段を捨ててしまった」と同氏は言う。
ビン・ムアンマル氏は、ソーシャルメディアのプラットフォームには、近年、同じような攻撃が起きた後、暴力と憎悪を煽る効果があるということを強調した。
「ヨーロッパや世界に広く存在する宗教や文化のフォロワーからの反応や反論は、この点を対象にした研究や研究によると、論争、ヘイトスピーチ、犯罪を煽っている」と同氏は話した。
「一方では宗教を悪用し、他方では社会の構成要素、宗教、人種、文化を標的にすることは、一部の社会では刺激的な特徴となっている。先週、ウィーンの路上でユダヤ教指導者が見かけ上の宗教的アイデンティティだけを理由に襲撃される事件があった。このような話の背後にはすべて、何百もの似たような話が隠れているかもしれない」と同氏は付け加えた。
参加者は、対話の有効性、過激主義や潜在的な暴力を防ぐための宗教指導者と政策立案者の間の協力の強化など、いくつかのテーマに取り組んだ。
ビン・ムアンマル氏は、このオンラインセミナーは「熟慮、信頼、関与のための空間を提供する」というKAICIIDの試みを反映していると述べている。
国営サウジ通信