
アラブニュース
リヤド:サウジデータAI当局(SDAIA)が米国の多国籍コンピューター会社デル・テクノロジーズと合意を締結した。人工知能(AI)という新興テクノロジーに関するこれら二つの組織の専門知識を統合し、サウジアラビアにおけるAI の利用を加速させることを目的とする。
サウジアラビアは、サウジビジョン2030のもと、その経済を石油依存から脱却させ多様化を図ることを目的としており、イノベーションとAIの利用を加速させる努力を進めている。この合意のもとでSDAIAはコンサルティングサービスを提供され、同国のデジタル改革の一環としてAI・クラウド・データ解析・エンタープライズストレージといった分野内でソリューションを活用できるようになる。
「この戦略的提携合意により、業界のベストプラクティスや、統合型プロジェクトの開発に必要な専門知識の交換も行われ、それによってサウジアラビア全国の公的機関のテクノロジーのニーズにも応えることができる」とSDAIA とデルは共同声明を出した。
この合意はドバイにおけるGITEテクノロジー・ウィーク2020期間中に、サウジアラビアの国立情報センター(NIC)所長のエサム・アル=ワゲイト博士と、デル中東地区シニアバイスプレジデントのムハンマド・アミン氏の間で調印された。
サウジアラビアは一連のイニシアチブに乗り出し、現行の社会経済改革と近代化戦略をサ ポートしようとしている。先ごろのデータAI国家戦略(NSDAI)によれば、2030年までに国内外からおよそ200億ドルの投資を見込んでいるという。